CAREER STEP
内橋
Uchihashi
MY WORK
入社以来12年間、一貫して営業職に従事。岐阜での新人時代から多くの困難に直面したが、
先輩社員はもちろんお客様や仕入先など周囲にも助けられながら、実績を積み重ねてきた。
「どんな仕事でも面白みを見つけられる好奇心があること」。自分の強みをそう分析する。
1年目
神戸の垂水出身で、「川崎重工のグループ会社なら神戸で働けるかも」と入社しましたが、配属先は全く地縁のない岐阜営業所。慣れない場所での新生活は不安もありましたが、メンバーが非常に優しかったですし、兵庫県出身の先輩も多くいろいろと生活を支えていただきました。岐阜には川崎重工の岐阜工場(航空宇宙システムカンパニー)という大きな工場があり、旅客機や宇宙機器などを製造しています。そこへの営業が最初の仕事でした。入社半年後に、課長の仕事の一部を引き継ぐことに。当然分からない事だらけでしたが、お客様に叱られながら実務を通じて覚えていきました。
2年目
新人にしては大きな金額の案件を引き継ぎました。排水処理のシステムで、設備を新設する工事案件でしたが、当時の岐阜営業所では工事案件はほとんど誰も経験がなく、段取りがよくわからない。納期は決まっているのにお客様と仕入先の仕事の進め方が合わず、日々プレッシャーを感じていました。そこで、まずは人間関係を構築することを目的に毎日現場に顔を出し、お客様と仕入先の間で板挟みになりながらも必死で調整を続けました。両社へのコミュニケーションを深めることで少しずつ人間関係が構築されていき、仕事がスムーズに進むようになりました。最後には笑顔で完工を迎えることができました。
9年目
そうした厳しい困難を経験しながら3年間はがむしゃらに働き、4年目で応用力の向上を実感。6年目からはかなり余裕が生まれ、案件のシナリオを自分で作り実践できるようになりました。岐阜営業所で8年を過ごし、9年目で初めての異動を経験することに。この異動は、私には「転職」と言って良いほどの変化でした。新しく配属された産業機械部は、川崎重工への工場営業ではなく、川崎重工の製品を含む多種多様な機械を企業に販売していくビジネスです。お客様の業種が多岐に渡るため、広く深い知識が必要となり最初は戸惑いましたが、自由にやらせてくれる企業風土のおかげで自分なりのシナリオを書き続けました。
12年目
営業の経験はもう12年になります。中堅社員として、自分のことだけではなく上司、部下、後輩にも気を配り組織として業績を上げていく立場に就いていたいと思います。そのためには個人や所属する部門の業務内容だけに目を向けるのではなく、他部門の業務内容にも積極的にアンテナを張りながら知識を増やし、より応用力のある人間になりたいと思っています。私が最も大切にしているのは「お客様と仕入先の信頼を裏切らないこと」。困難な状況にあり仕事がうまく進まない場合でも、信頼がある限りお客様も仕入先も知恵を出し合い助けてくれます。それが12年の経験で最も学んだことです。
FUTURE
私が描く未来
これまでは既存のビジネスを守り拡げることを強く意識していましたが、今後は当社が取り扱ったことがない分野や製品に視野を向け新しいビジネスを作り上げることを目標としています。そのためにはまず、最近取り組みを始めた新しい技術での溶接機販売を軌道に乗せることに注力し、チャレンジへの基盤づくりをしたいと思っています。そうした新しい商売を手がけられるようになれれば、中堅どころとしては一人前なのかなと思っています。