CAREER STEP

社員の履歴書

Yamauchi

西日本本部精密機械部
2012年度入社
システム理工学部出身
取材当時13年目

MY WORK

現在の仕事

入社以来、油圧機器の営業を主に担当。最初は東京本社、4年目で仙台の東北営業所に、そして11年目で現在の大阪支店勤務に。

1年目

油圧機器の営業を担当。
商材の持つポテンシャルを最大限に活かしていく。

幅広い商材を扱える商社は、営業職を志望する私にとってとても魅力的でした。就活で川重商事を見つけましたが、私は兵庫県の出身でしたので、Kawasakiの名は大きな影響力がありました。入社の決め手は会社の雰囲気の良さです。社員の方とお会いする機会があり、非常にカジュアルな社風と雰囲気を感じて入社を決意しました。最初の配属先は東京の精密機械部。油圧機器は生産現場に限らず、建設機械やテーマパークの遊戯機械などに幅広く使われている部品です。扱う商材に大きな意義と影響力を感じ、そのポテンシャルを最大限活かしていくよう努めました。仕事に慣れ始めた入社2年目の時、業務量が増え、とあるお客様からの注文を見落としてしまったことがありました。その製品は製作に時間がかかるため、お客様の希望納期を大きく遅らせる事態となりました。お客様からは強くお叱りを受け、「1日でも早く」と各方面に頭を下げ、奔走する日々を送りました。ひとつの単純なミスが顧客や仕入先など多方面に影響を及ぼす、それを痛感した出来事でした。幸い今では笑い話としてお許しをいただいており、担当を離れた現在もそのお客様とは交流があります。

4年目

東北営業所で油圧機器以外の商材も広く手がける。
商社の営業が俄然楽しくなった。

東北営業所は仙台にあります。ここでは特定の業種というより東北地方にある企業を広く担当しますので、さまざまな業界のお客様がいます。極端に言えば「売れるものはなんでも売る」スタンス。例えば工場の作業服とか、自転車、プロジェクター、LEDなども売りました。「商社はなんでも売れるんだ」と実感として気づかせてくれたのはこの仙台での経験で、そこから仕事の幅が一気に広がり、商社の営業が俄然楽しくなりました。この時の経験は営業としてのマインドセットにも活きています。時には新規開拓のために取引のない企業をリスト化し、飛び込み営業に近いようなこともしました。幸いなことに川重ブランドのおかげでお話を聞いていただけるケースが多かったですね。ただ、川重商事と聞いて川崎重工と紐づく割合はそこまで高くなく、このあたりは我々営業が地道に実績を重ねていくしかないと感じました。

9年目

油圧の知識が通用しない事案も頻発。
解決の近道は「現場で直接見ること」。

東北営業所では幅広い実績を積むことができましたが、その分未知の領域の懸念やトラブルもいろいろと経験しました。油圧機器の営業を長らく担当し、それなりの知識もあったつもりでしたが、その経験がほとんど通用しない事案もありました。とある工場での設備補修工事が特に記憶に残っています。その設備は老朽化が進み、補修後も思い通りに動かないことが何回もありました。機械が止まる度にお客様から「やっぱり調子がおかしいよ」と連絡を受けては現場に駆けつけ、仕入先の技術者にもご同行いただきながら、原因解決に取り組みました。現物と図面が一致しているか部品1点1点を入念に確認し、原因の分析を繰り返し行いました。機器の不具合は電話やメールでは把握しづらい面がありますので、とにかく足を運んで現場を直接見ることが解決への近道になります。現場のほうが、得られる情報量は何倍も多いこと。それを身をもって学びました。また東北営業所としても、「問題の解決は現場での情報収集から」という雰囲気がありました。この事案の解決には3ヶ月程かかりましたが、最終的に無事に稼働することができ、心から安堵したことを覚えています。

11年目

大阪に異動し引き続き油圧機器を担当。
「敬意を持って接する」を大切に、関係性を深めていく。

商社での営業は就活の頃から希望していた仕事で、それが実際に叶い、充実した日々を送ることができています。常にアンテナを張り巡らし、優れた商材を発見し、自分が自信を持って提案した製品がお客様の興味を引いて、受注する。そして設置工事やテストを経て、その製品が実際に現場で動いているのを見ると、この仕事の達成感を感じます。時には競合他社との競争入札というケースもあります。その場合は、お客様のニーズを掘り下げ、情報を先取りし、他社との差別化を図った的確な提案をする。その結果、無事に契約を取れたとき提案型営業の面白みを感じます。誰に対しても敬意を持って接すること。私は仕事でこのスタンスを大切にしています。顧客や仕入先はもちろんですが、社内でも上司、先輩、後輩関係なく敬意を払うようにしています。仕事をする上で、自分一人の力で達成できること、解決できることには限界があり、誰かの力を借りないと前に進めないときが多々あります。そういった場面に直面したとき、助けてもらえる関係性を築くようにしています。

FUTURE

最近発足した若手〜中堅営業社員の集まりのリーダーをしています。全国の35歳以下の油圧機器に携わる営業社員が集まり、日頃の営業活動における困り事や相談事、商材の情報交換などをざっくばらんに話し合う集まりです。問題や悩みを一人で抱え込むのではなく、年次の近い仲間で話し合うことで、解決を図る取り組みです。また社内の人的ネットワークが広がるというメリットもあります。現在は30人程度の集まりですが、この輪が広がり、川重商事全体が活性化していければと考えています。

01
Ito

感謝の気持ちを忘れずに
日々取り組む。

02
Yamauchi

「敬意を持って接する」を
大切に関係性を高めていく。